開店祝いでもらった胡蝶蘭のオフィスでの育て方

開店祝いでもらった胡蝶蘭のオフィスでの育て方

開店祝いでもらった胡蝶蘭、世話のしかたがわからない…



胡蝶蘭の世話の仕方が分からずにお困りの方もいらっしゃると思います。



この記事ではオフィスでの胡蝶蘭の育て方をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。



お祝いでもらった胡蝶蘭のオフィスでの育て方


お祝いでもらった胡蝶蘭のオフィスでの育て方

せっかくいただいた胡蝶蘭、枯らしたくないですよね。


枯らさないで育てるには手間がかかるのではと思いがちですが、


胡蝶蘭は水やりも少なく、肥料もいらないので、手間をかけずに育てることができます。


それでは基本的な育て方からみていきましょう。



胡蝶蘭の基本的な育て方

いただいた胡蝶蘭にはラッピングや贈り主が書かれた立て札がついています。


個人でいただいた場合には、通気性などの観点からすぐに外してしまった方がよいです。


しかし、会社やお店などでいただいた場合は、どなたからいただいたかなど、


贈り主との関係性や人脈のアピールのため、立て札は1週間ほどは付けておきましょう。


まずは、置き場所についてみていきましょう。



置き場所は?



いただいた始めの1週間は、お祝いの華やかさの演出のため、


直射日光の当たらない、目立つところに置くのがいいですね。


1週間程度なら、理想的な生育環境でなくても、


胡蝶蘭は枯れたりしませんので、ご安心ください。


室内の場合は、エアコンの風が直接当たらない場所に置いてください。


1週間ほど目立つところに置いたら、胡蝶蘭の生育に適した場所に移しましょう。


日当たりのある窓際がよいのですが、胡蝶蘭は直射日光に弱いので、


カーテンやブラインド越しの日光が当たるような場所に置いてください。


通気性のよい場所が理想的です。


この際、ラッピング、立て札は外しましょう。


ラッピングがあると通気性が悪くなってしまい、


胡蝶蘭にとってあまりよくない環境となります。


受け皿がない場合には、鉢の下に受け皿を設置してくださいね。


次に、温度・湿度管理についてです。



温度・湿度は?

胡蝶蘭の生育の適正温度は22度前後です。


エアコンで調整できると理想的ですね。


冬場、気温が下がる時期でエアコンの消える業務外の時間帯などは、


窓際から離して部屋の奥に置いてあげると、寒さの影響が薄れより長持ちします。


胡蝶蘭は50%ほどの湿度が理想的です。


冬場の乾燥した時期は、胡蝶蘭の葉っぱに霧吹きで水分を吹きかけてあげましょう。


夏場でも、クーラーで空気が乾燥していたら、霧吹きで水分を吹きかけてあげると胡蝶蘭は長持ちします。


水やりの仕方もみていきましょう。



水やりの仕方は?

胡蝶蘭の水のあげ方の基本は、7日から10日に一回、


一株につき200ml(コップ一杯)程です。


一株、といってもわかりにくいかもしれませんが、


贈答用の胡蝶蘭は複数の株を1つの鉢に集めて1つの胡蝶蘭のように見せています。


花がついている茎一本につき一株です。


これを目安に水をあげてください。


注意点としては、水のあげ過ぎです。


胡蝶蘭を枯らしてしまう多くの原因は水のあげ過ぎにあります。


胡蝶蘭の根の周囲には植え込み材が巻かれていますが、


これが乾き切ったのを確認してから水をあげるのが理想的です。


胡蝶蘭は少ない水でも生育していける植物ですので、


水のあげ過ぎよりは、少なめの方が元気に育ちます。


水をあげた時、鉢の底の穴から余分な水が出てきて受け皿に溜まり、


この水をそのままにしておくと、根腐れの原因となるのですぐに捨ててください。



POINT


・ラッピング、立て札は1週間ほどたったら外す。


・置き場所は直射日光が当たらず、カーテン越しやブラインド越しの日差しのある場所。


・エアコンの風が直接当たらないようにする。


・水をあげ過ぎない。少なめを意識する。


・受け皿に溜まった水はすぐに捨てる。



次に、季節ごとの管理方法をみていきましょう。



オフィスでは一年を通してエアコンがついていることが多いと思いますが、


業務時間外になるとエアコンは切れ、夏場の暑さ、冬場の寒さが胡蝶蘭に影響するようになります。



ここでは季節ごとの管理方法をみていきます。


特に、夏場の暑さ、冬場の寒さにうまく対応できると胡蝶蘭を枯らさずに長く楽しむことができます。



春(3月・4月・5月)



置き場所


春は胡蝶蘭にとって気温・湿度とも理想的な季節です。


直射日光の当たらない、カーテンやブラインド越しの窓際に置きましょう。



水やり


7日から10日に一回、一株につき200ml(コップ一杯)程です。


植え込み材がしっかり乾いてからあげてくださいね。


植え込み材が乾いているかどうかは、


軽く指で押してみて水分が出てこなければ乾いている状態です。



温度・湿度


胡蝶蘭の生育の適正気温は22度前後です。


オフィスの気温はエアコンで管理されていることが多く、


22度前後は保たれているかと思いますのでそのままの気温で生育できます。



夏(6月・8月・9月)



置き場所


日当たりが必要ですので、直射日光の当たらない、


カーテンやブラインド越しの窓際に置おいてください。


ただ、窓際が暑すぎる場合、2・3時間置いた後、


移動できる場所があれば気温の低い部屋の奥へと移動しましょう。


エアコンが切れる業務時間外に部屋の温度が上がることが予想される時は、


できるだけ通気性のよいところに置いてください。



水やり


通常よりは頻繁に、2・3日に一回、一株につき500ml程度あげてください。


ただ、植え込み材がしっかり乾いていることを確認してくださいね。



温度・湿度


夏場の気温の高さは注意が必要です。


オフィスですので基本はエアコンがついていて温度はそれほど上がらないと思いますが、


業務時間外、エアコンが切れ室温が上がりそうな時は、通気性のよい場所に置くようにしてください。


エアコンで乾燥しているようなら、霧吹きで水分を吹きかけてあげてくださいね。



秋(10月・11月)


置き場所


直射日光の当たらない、カーテン越し、ブラインド越しの窓際においてください。



水やり


春と同様の、7日から10日に一回、一株につき200ml(コップ一杯)程です。


ここでもやはり、植え込み材の乾きを確認しましょう。



温度・湿度


春と同様、昼はエアコン、業務時間外はそのままの自然の気温で大丈夫です。



冬(12月・1月・2月)


置き場所


昼間は、直射日光の当たらない、カーテン越し、ブラインド越しの窓際でいいのですが、


エアコンの切れる夜中など、窓際ですと冷気が入り込み極端に温度が下がることがあります。


温度が10度以下になりそうな時は、窓際ではなく、冷気が入り込まない部屋の奥へ移動してあげると、


胡蝶蘭を枯らさずに長く楽しむことができます。


水やり


冬の水やりは極端に少なくなります。最高気温が15度を下回るようななってきたら、


1ヶ月に一回程度、200ml程あげてください。



温度・湿度


温度に関しては、エアコンがついている場合はそのままで大丈夫です。


エアコンが切れた業務時間外に室温が10度以下に下がることが予想される場合は、


窓際ではなく部屋の奥の保温される場所に移動するのが理想的です。


冬場は特に乾燥しますので、空気が乾燥しているなと感じたら、


霧吹きで葉に水分を吹きかけて保湿しましょう。



愛情が注がれた当店の胡蝶蘭

愛情が注がれた当店の胡蝶蘭

当店で販売している胡蝶蘭は、障がい者の方々が、誠心誠意、真心を込めて育てており、


売り上げは障がい者の方々の給料として反映され所得増加につながります。


フィルグリーンの胡蝶蘭は障がいを持った方々が栽培しています





最後に、お祝いなどでいただいた胡蝶蘭のオフィスでの育て方のまとめをみていきます。



開店祝いでもらった胡蝶蘭のオフィスでの育て方 まとめ


開店祝いでもらった胡蝶蘭のオフィスでの育て方 まとめ

では最後に、以下に胡蝶蘭のオフィスでの育て方の要点をまとめておきますので確認ください。


・最初はお披露目のため1週間ほど目立つ場所に置く


・外に置くときは、直射日光に当たらない場所にする


・基本の水やりは7日から10日に一回、一株につき200ml程


・夏場は多めで2〜3日に一回一株につき500ml程


・冬場は頻度をおとし1ヶ月に一回200ml程


・水やりの基本は植え込み材が乾いているか確認する


・温度・湿度管理は夏場と冬場のエアコンの切れた業務時間外だけ注意する


・夏場は窓際に2〜3時間おき、窓際の気温が高すぎる場合は風通しのよいところに移動する


・冬場のエアコンの切れた業務時間外は部屋の奥に移動させておく



いかがだったでしょうか?


お祝いなどでいただいた胡蝶蘭には花が咲いています。胡蝶蘭の花はもちがよく、1ヶ月ほど花を楽しむことができます。


今回の記事を参考にしていただき、うまく手入れと管理をすれば3ヶ月ほど花がもつこともあります。


オフィスでもきれいな胡蝶蘭を長く楽しんでいただけたら幸いです。